冬の静電気対策を考える

静電気で髪が立つ今年もこの季節がやってきてしまいました。

静電気、大丈夫ですか?
私はダメ。冬はいつでもどこでも、バチバチ、ビリビリ。スーパーやドラッグストアでは、商品を手に取ってはビリビリ、店員さんからおつりを受け取ってはバチッ。時には火花まで散ってしまい、店員さんにも申し訳なく、この季節は買い物がコワイ。

自分なりに気をつけてはいるんです。静電気防止スプレーを携帯し、洗濯の時は柔軟剤を使うようにして。柔軟剤の香料が苦手なので、わざわざ赤ちゃん用の無香料柔軟剤(割高!)を買ってがんばってるのに、効果らしい効果を得られないのが、どーも納得いかない。

調べてみたところ、静電気は衣類の組み合わせに深く関係するらしい。繊維には、プラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電する素材があって、プラスとマイナスがこすれ合った時に静電気が発生するんだって。だから、重ね着をするときは、なるべく同じ素材を選ぶようにすれば、静電気は起こりにくいってことらしい。

素材の帯電表

今までそんなこと考えて洋服を買ったことも、着たこともなかったなー。寒がりだから、ヒートテックを着ないなんて考えられない!となると、ヒートテックありきで上に着る服の素材を考えないといけないってことかー。

ちなみにヒートテックのキャミソールは、ポリエステル40%、アクリル33%、レーヨン17%、ポリウレタン10%。マイナスに帯電する素材が多く使われてるから、その上にプラスに帯電する素材を着ると静電気が発生しやすくなるってことね。今まで漠然と化繊よりウールの方がいいと思ってたんだけど、逆にそれが禍のもとだった訳だ!なるほど。

ちなみに今着ているセーターの素材をチェックしてみると…

〈ナイロン49%、アクリル28%、毛23%〉との表示。 混紡の場合(しかも、プラスとマイナスの素材の混紡の場合)はセーター単体で静電気が起きちゃうのか気になるところだけど、ナイロンとウールで72%を占めるってことは、大きく見ればプラスに帯電する素材ってことでしょうから、マイナスに帯電するヒートテックの上に着れば静電気が起こって当たり前ってことになりますね。そっかー。

シルクの下着とか綿のシャツを着て、その上にセーターを着ればいいんだろうけど、シルクの下着なんて持ってないし、シャツは肩が凝るから着たくないしなー。
静電気が発生しやすい重ね着をしていたことがいけないと分かったのはいいけれど、静電気予防まで考慮した着こなしなんてできない(する気が起きない)のが現実かなー。我ながら情けないけど。

今年は静電気防止グッズに頼ってみるとしますかー。