自力でウィルス性イボをやっつけろ!―もぐさのお灸に変更―

これまでに、イボコロリ、明治きず軟膏と試したものの、あまり芳しい結果を出せていないイボ退治。次はせんねん灸とアロマオイル作戦に変更し、はじめのうちはイボもお灸の熱でダメージを受けて変色し、勢いを失くしたので、これで上手く行くかと思いきや、やはり一筋縄ではいかないようで。イボの方も熱に対して耐性がついてきたのか、お灸を据えても変色もせず小さくもならず、キレイな肌色のまま再び拡大の勢い。このままではいけない!

そこで、お灸を古来からの「もぐさ」タイプに変更してみることに。これまでは「せんねん灸オフ伊吹レギュラーきゅう」を使用していたのだけれど、これは通常のツボにお灸する場合には簡単で安全なので重宝しているものの、イボに熱刺激を与えるのにはちょっとパワー不足かも。一方、「もぐさ」は扱いが面倒そうだし、火傷になったりしそうなのがコワくて、今まで手を出せなかったのだけど、イボの成長を止めるには、火傷も辞さない覚悟が必要なんだ!と、今回思い切ってチャレンジすることに。火傷しても構わないなんて、病院で液体窒素をやるよりもむしろハードなんじゃないのか?と、自分でもよく分からなくなってきましたが、あくまで目標は「自力で」イボを治すこと。病院に行くくらいならどんな痛みにも耐えてやる!という意味不明な意気込みで頑張ります。

ドラッグストアで「もぐさ」を購入。550円くらいでした。

まず、モサモサの状態のまま入っているもぐさを手で米粒くらいに丸め固め、イボの上に立たせます。そのままではもぐさが安定しないので、イボにはあらかじめうっすらと「明治きず軟膏」を塗っておきます。もぐさの先端に火をつけると、あっという間にもぐさが赤く燃えて灰に。熱いというよりはツーンとした鋭い刺激がイボに伝わります。この刺激は今までのお灸にはなかった刺激で、もぐさをダイレクトに使うお灸ならではの痛快感かも。この痛みはイヤな痛みではなく、むしろクセになるかも。

今まで使っていた「せんねん灸オフ伊吹レギュラーきゅう」のイメージもあって、もっと長時間煙をくゆらせるものと思っていたけれど、もぐさタイプはあっという間に火が消えるし、煙も少ないので、慣れてしまえばこっちの方が手軽かも。1回に使うもぐさの量もほんのわずかだから、お得感もアリ。ただ、説明書に「昔ながらのお灸ですので、ヤケドやお灸の痕が残ります」との断り書きがあるくらいなので、そのへんは自己責任で。
私は1回では物足りなかったので、火が消えた灰の上に新たにもぐさを乗せ、計3回行いました。

灰を落とすと、イボはもぐさの熱で焼け、丸焦げに。でも全く痛くありません。ただ、イボからもぐさがはみ出してしまった部分(健康な肌)には水ぶくれができてしまいました。欲張ってもぐさを大きくしてしまうのは、百害あって一利なしです。

お灸を本格タイプのもぐさに変えて三晩経った現在、焼け焦げたイボは痛々しいものの、直径もひとまわり小さく、高さも半分ほどになり、かなり勢力が弱まってきたみたい。お灸と共ににティートゥリーオイルを適宜塗り、明治きず軟膏も塗り、と、今はこれまで試してきた薬総動員でイボに立ち向かうという、いわば“桃太郎のイヌサルキジ”状態で、憎きイボに挑んでいます。

これまで、どんな攻撃にも耐えて復活してきたイボですが、もぐさの熱のダメージはかなり効いている模様。このままの調子で消失し、次回は何とかイボ撃退のご報告といきたいところです。