最近、ハッカ油がブームだとか。
ハッカ油とは、読んで字のごとく、ハッカから抽出した油のこと。エッセンシャルオイルのペパーミントオイルと何がどう違うのか、エッセンシャルオイルに比べて安い(20mlで500円前後)し、ドラッグストアで買えるので、貧乏性でものぐさな私にまさにピッタリなオイル。
こちらは健栄製薬さんのハッカ油。近所のドラッグストアにはコレが必ず置いてあります。スッとした鋭さと同時に、甘い香りも広がって、祖父が好きだったハッカ飴を思い出します。
こちらは大洋製薬さんのハッカ油。こちらは食品添加物との表示があるので、口に入れても大丈夫。こちらはいつもアマゾンで購入。
その気になって早速試してみたのだけれど、床を拭く労力の割に香りはそれほど残らず、案の定、ハッカ油拭き掃除は早々に諦めたのですが、ズボラな自分にもピッタリで、自分でも驚くほどハマッているハッカ油の使い方があるのでご紹介します。
ハッカ油の使い方で一番多く紹介されているのが、エアーフレッシュナーとして、〈無水エタノール/水/ハッカ油〉を混ぜてスプレーにする方法ではないでしょうか。ただ、私はそれぞれ分量を量って混ぜるのがもう面倒。それに、無水エタノールは酒税相当の税金が課せられているから結構高い。【割高×手間=やらない】と答えが出るのは、火を見るより明らか。
そこで私はキッチンアルコール除菌スプレーを活用しています。例えばイオンのプライベートブランド、トップバリュなら、350mlの詰め替え用が税抜120円、税込でも129円と最安!無水エタノールとは違って純度は低いけど、一応除菌用アルコールとして売られているし、食品にかかっても安心なら、たいがいの物にかかっても大丈夫っしょ、という自己判断の下、使い倒しています。
ちなみに、トップバリュのキッチンアルコール除菌スプレーの成分には、発酵アルコールの他にクエン酸、リンゴ酸、耳慣れない成分として、ポリグリセリン脂肪酸エステル、酒石酸が含まれているようです。ポリグリセリン脂肪酸エステルと酒石酸については、調べても書いてあることが難しすぎてサッパリ分かりませんでしたが、ふたつとも食品添加物として使われている成分のようです。
これをスプレーボトルに入れ、ハッカ油を適当に垂らします(結構多目でも平気)。そのスプレーボトルを、洗面化粧台、浴室内、トイレ内、玄関にそれぞれ置き、どこでも気付いたらシュッ!とできるようにしてあります。スボラ的にはそれぞれの場所に置くっていうのがポイント。わざわざスプレーボトルを取りに行くのが面倒なので。
このハッカ油アルコール除菌スプレー、エアーフレッシュナーとして、玄関では、帰宅後に靴にシュッとひと吹き。靴のニオイ予防と同時に玄関に爽やかな香りも広がります。洗面室では、洗面台の鏡を拭く時にシュッ、洗濯槽にシュッ、足ふきマットにシュッ。浴室では、カビ防止に壁にシュッ、排水口にシュッ。
いちばん重宝しているのはトイレ。トイレ掃除はズボラにはなかなか面倒。掃除する時はいつも「さあやるぞ!」と気合いを入れてやっていたのですが、ハッカ油アルコール除菌スプレーを置いておくと、トイレを使用するたびにシュッとして便座周りをトイレットペーパーで拭く、という行為がこまめにできるようになりました。
トイレットペーパーも、水に濡らすのと違ってボロボロになりにくいし、除菌作用があると思えば、手でも抵抗なく拭けます。クイックルシートだと、「全面使い切らなきゃもったいない!」と貧乏性が騒ぎ出すので、1枚出したら全部を掃除しないといけない気になりますが、トイレットペーパーなら、気になる箇所だけでも手軽にできます。で、最後にはハッカの爽やかな香り。これが気持ち良いんです。ブラシにもシュッとしておけば、菌の繁殖が抑えられる気がします。
さらにこのスプレーが重宝するのは、家のトイレだけではありません!私は小さなスプレーボトルをバッグの中に持ち歩き、車を運転中、眠気覚まし的にシュッとひと吹きしたり、またまたトイレでもよく使います。
公共のトイレですごく古くて汚なかったり、行列ができるほど混み合って、前の人が使ったすぐ後に使わなければならない時など、ニオイに吐きそうになることはありませんか?そんな時にシュッとすれば、一瞬にして不快感が和らぎます。
あと、友達と一緒に泊まるホテルのトイレでも。仲が良いとはいえ、自分の後に入られるのも、友達の後に入るのも、なんかちょっと気まずくないですか?私はそんな時、ミニスプレーをペーパーホルダーの上にでも置き、自分も友達も使えるようにしておきます。
スプレーを撒き散らすのが躊躇われる場合は、ハンカチにシュッとして鼻を覆えばOK。
キッチンアルコール除菌スプレーにハッカ油を数滴落とすだけのスプレーは、何より安いのがお気に入り。このスプレー以外にもまだハッカ油の使い道はありますが、それはまた次回にでも。