沖縄最終日、5時半起床。何とか起きられましたが、みんなあれだけ飲んだのに、私より元気(どうして?)。
「せっかくだから、ザ・観光地の首里城にも行っとこうよ!で、その後は国際通りで買い物!」と決まった最終日の行程。帰りの飛行機の時間に遅れないように前倒しで、ということで早めの出発となりました。
7時過ぎにチェックアウト。フクギ並木を前に、記念撮影。まるで友達の部屋に来たみたいに過ごせる自由度の高さと、痒いところに手が届くホスピタリティが、とても心地よい宿でした。また沖縄を訪れることができたら、こんなスタイルで泊まりたい。本当にお世話になりました!
少し前の予報では3日間とも晴れだったのに、どうやら今日も不安定な天気となるらしく、昼からは傘が必要だとの予報でしたが、晴れ間も見えてきて、いい感じ!
9時過ぎ、予定通り首里城に到着。ある程度覚悟はしていましたが、首里城は外国人観光客と修学旅行生だらけ。館内見学のコースは、タイミング悪く高校生の御一行でギュウギュウ。高校生独特の匂いにむせながら、ただ出口目指して歩くだけで、展示品に目を留めるどころか、立ち止まる余裕さえありませんでしたが、若者たちの会話を盗み聞きしながらの見学コースも、なかなか面白かったです。
国際通りに着いてからは、目に留まったお店に片っ端から入りながら歩きます。それぞれ雑貨店や服屋さん、土産店などを行ったり来たりしながら、最後の買い物に興じました。
それにしても今回の旅、結構ハードなスケジュールで動いているのに、不思議と全く疲れを感じない。そのせいなのかどうか分かりませんが、食欲が止まらない。しっかり食べてもすぐに空腹を感じます。この日も「とりあえず肉、じゃない?」と入ったのがこちら。
〈焼肉と沖縄家庭料理うるま 沖縄県那覇市松尾1-4-10〉
私はやちむんの里では買えなかったマカイ(どんぶり)を探し、久高民芸店で購入。当初狙っていた柄とはちがうけど、紺色がキレイなのが気に入ってこれに決めました。北窯の作家さんの一人、松田共司さんの器とのこと。
買い物が一段落し、空港へ戻る時刻が近づくにつれ、すこしセンチメンタルな気分になったのは、歩き疲れたせいもあるかもしれません。ちょっとお茶しようよ、と入ったのはクルトシュのお店。
2Fのカフェスペースは私たちのほかに誰もおらず、貸し切り状態。通りのにぎわいを見下ろしながら、残りわずかとなった沖縄の時間を、4人で静かに、過ごしました。
Yちゃんとは那覇空港で、Nちゃんとはセントレアで、Tちゃんとはミュースカイの車内で別れ、一人駅から家まで重い荷物を引きずって歩く帰り道はさすがにキツかったけれど、体力的に疲れてるはずなのに、それでも何故か身体の奥が元気というか、力が湧いてくるというか。(二日酔いで倒れたりしながらも)普段の私からは考えられないくらい元気な3日間でした。そしてその元気は旅が終わってからも続き、次の朝はいつもよりも寝起きがよく、筋肉痛もなく、足取りも軽く出社。朝から力仕事だったのですが、それも余裕で終わらせることができました。
旅行を機に、信じられないくらい身体の調子が良くなり、そうなって逆に今までが元気じゃなかったことに気付きました。自覚はしていなかったけれど、実は私、体力的にも精神的にも、相当参っていたんだと思います。
もしかして沖縄のパワースポット効果??とも思いますが、多分パワースポット云々じゃなく、3人の行動力と前向きな発想に、一番刺激を受けたんだと思います。昔も今も変わらず、オシャレで明るくて前向きな3人に、パワーをもらっていたんだと思う。
振り返ってみればこの旅の間、自分を卑下したり、自虐的発言で場を取り繕う必要が一切ありませんでした。オンナ同士って一見仲良く見えて、その裏で幸せの順位づけし合ったりする習性ってあるじゃないですか。私、そういうのが面倒で(負け戦になるのはわかってるし)、わざと自虐的な立場に身を置き、自ら最下位に甘んじることがよくあるんですが、自分を卑下することって自傷行為と同じで、知らず知らずのうちに自分で自分を傷つけてたんですよね、きっと。今回はその必要が全くない3人だったから、旅のあいだは自虐の呪縛から解放されてたんだと思う。
動こうと思ったらまだ全然動けることに自信がついたし、カワイイものをカワイイと言う楽しみも久しぶりに味わった。恥ずかしいからと尻込みすることもなかったし、多分いい意味で開き直れた旅だったんだと思います。もちろん自分たちの年齢は承知(次回に向け、各自足腰と肝臓を鍛えておくことをみんなで約束しました)しているし、もう10代の時と同じではいられないけれど、年齢なりの楽しみ方があるのだと再確認もできました。
あー、すぐにでもまた行きたい!
とてもいい旅でした。