お盆、自分のダメっぷりを再認識する

お盆休み、楽しみましたか?

なんて言いつつ、私は昔からこういう休みを有効に使うことができず、毎年ダラダラするのが恒例でして、用事といえば実家に帰るくらい。今年も小学生の姪っ子の遊び相手として、あちこち駆り出されてお盆休みが終わりました。

お盆には、地元の納涼盆踊り大会に行くのがここ数年の恒例行事。そこではかき氷やポップコーン、わたあめなどが無料で振る舞われるだけでなく、金魚すくいやヨーヨー釣りなどのアトラクションも全て無料。有料なのは大人のビールくらいで、それも1杯100円という太っ腹具合。列に並びさえすれば、何でも、何度でもゲットできるため、毎年多くの人で賑わうのです。姪っ子たちもそれを毎年楽しみにしているというワケ。

地元なだけに、小中学時代の同級生もチラホラ。同級生とはいえ、親しくなかった人は気付かないフリ、それでも目が合ってしまった何人かとは「久しぶり~!」と久々の再会を喜ぶ(フリ)。でもその次に続く会話はなくて、なんだか気まずい空気(こういうの苦手!)。
とりあえず、子どもの年齢を聞いて、「大きいねぇ」「かわいいねぇ」と言い、「子どもは?」と聞かれて「結婚すらできてないって!」と頼まれてもいないのに自虐で〆る。すると相手は同情の笑みを浮かべながら遠ざかる。これが手っ取り早く会話を終わらせる、毎度のパターン。
それでもみんな立派な親になっていて、なんかスゴイなぁと思う。盆踊り大会の役員をしてる子もいて、みんな親の顔、地域のオジサンの顔をしてた。私なんて特に人に自慢できる仕事をしているわけでもなく、結婚もせず子も生まず、どこの地域にも根ざしてなくて、何やってるんだろうなぁ、と今更ながら情けない気分に。

そんなことを考えていたからか、姪っ子に持たされていた風船がひとつ手を離れ、真っ暗な夜空に消えてしまった。盆踊りの輪から戻ってきた姪に、「ゴメン風船飛んでっちゃった」と謝ると、「いいよ、もう1回もらってくるから」と姪は風船コーナーに走っていったのでした(無料でよかった!)。

私は姪っ子の頼まれごとも満足に遂行できないのかと、ますます凹んだ夜でした。

盆踊り大会