引きこもりか優雅な休日かは、部屋のビジュアルで決まる

休日

明けましておめでとうございます。
やっと正月気分から日常へ戻ったと思ったら、もうコンビニは節分一色でした。
今年もあっという間に終わりそうな気がします。

アラフォーシングルにとって、正月は一年のうちで最も肩身の狭い時期。私は実家に帰る以外は、自宅でじっと息を潜めておりました。
実家に帰るといっても頑張って1泊が限界。それ以上いると肩が凝ります。実家は私が30になるときに建て替えているので(私はそのタイミングで家を出てひとり暮らしを始めました)、戻っても懐かしいわけでもなく、自分の部屋があるわけでもなく、落ち着けるわけでもなく。両親は「ゆっくりしろ」と言ってはくれるけど、いい歳をした行き遅れ娘が1人ゴロゴロしていても、それもどうかと思うし。

もともと自分から人を誘えるタイプではないし、年末年始なんて、家族アリ友は忙しいに決まってる、ナシ友は強制的にシフトに入れられてるだろうから、あえてこの時期に誰かを誘うなんて気も起きるはずもなく。1人で行動するのは苦手じゃないけど、どこへ行っても家族連れで混雑するこの時期に、わざわざおひとり様で出かけていく気力もなく。

TVをつけても気は休まりません。
ニュースではやれ里帰りだUターンラッシュだ、海外旅行へ出国だの帰ってきただのと、幸せ家族の象徴みたいなシーンばかりを見せられ、CMではハウスメーカーと結婚式場(とゼクシィ)がやたら張り切っていて、こっちも結婚やらマイホームやら、「幸せってこういうことだよネ」的。ユーキャンとか英会話の前向きにスキルアップ系のCMも、淀んだ心身には痛い。

昼間っから安ワインを飲んで、溜まった録画をダラダラと見たりして、気が付くともう日が傾いていて、新年から無駄に時間を過ごしてしまった後悔に苛まれるという、最悪な新年の幕開け。
かれこれもう何年もこうした休みを過ごしているのだけれど、私なりに学習してきたことも(少しは)あって、それは、こういう時間を過ごすときに、部屋が汚いとダメだってこと。

「何やってるんだ、自分」という時間を過ごす時に、部屋が汚いとそれはただの引きこもり。でも、それがちょっと小ギレイで太陽の光が降り注ぎ、植物が活き活きしている部屋なら、印象も違って見えて、惨めさとか不幸さがだいぶ軽減されるんじゃないかと思う。誰に見られるわけでもないひとりの時間の話ので、他人の目ではなく、あくまで自分の目に対してってことなのですが、これが結構大事だと思うのです。
だから、自分自身がその光景にげんなりして、余計に落ち込むことがないよう、休みを迎えるまでにできるだけ頑張って部屋をキレイにしておく。起きたら着替える。ダラダラしてても食べた後の皿なんかはすぐに片づけて、シンクには絶対に洗い物を溜めないようにする。

ま、引きこもってることには変わりはないのですが、本人的にはだいぶ「優雅な休日」感が増しているという、まぁ勘違いと言えば勘違いですが、それで元気に生きられるなら、それはそれでいいじゃない、ということで。

今年もだましだまし、元気に生きていこうと思います。
よろしくお願いします。