お盆休み中、わたしは無料のマッサージ師でした。
父母、妹はもちろん、姪っ子の足まで揉まされる始末。
実は私、マッサージオタク。
足裏マッサージ、ツボ、トリガーポイントなど、一通りの本やグッズを持っていて、
実家に帰ると親のマッサージをするのが、唯一の親孝行なのです。
極度の照れ屋で、小さい頃から親に甘えることもできなかったし、今も親に優しく接することができない性分。親子の会話などはほとんどなく、いつも聞かれた事に対して、最も簡潔な答えをボソボソと答えるのが関の山。そんな私にとっては、マッサージはちょうどいいコミュニケーション手段、なのかな。
やさしく手を取り合うことはとてもないけれど、合谷(手の甲にあるツボ)を指圧するとなれば、何とか手を取ることができる。
照れ隠しにギュウギュウとツボを指圧し、父もまた、ツボをキツく刺激されて苦痛に顔を歪めながらも、黙って痛みに耐えている。私以上に照れ屋の父も、この機会を娘との貴重なスキンシップと捉えているのかもしれない。
マッサージ、ベタベタとコミュニケーションを取れない照れ屋さんには、オススメの方法です。