午後4時半過ぎ、プールを出て〈ホテル花更紗〉にチェックイン。髪も濡れたまま、ラフな格好のままでも「まぁいっか!」で済ませられるので、これは本当にラクです。プールから出た後って結構大変じゃないですか、髪をセットしたり化粧したり。
6時の夕食までは各々温泉に入ったり、ホテル周辺を散策したり。この時間は雨は止んでおり、風もまだ出ておらず、これから台風がやって来る実感もそれほどありませんでした。私は髪を乾かし、適当に化粧を直してから畳の上でゴロンと横になり、お昼寝。
食事は1階の大広間へ案内されます。おそらく、グループの人数や子どもの有り無しなどで部屋割りをしてあるんだと思いますが、個室ではなく、1つの部屋に3~4家族分ほどの食事の用意がしてあるところに案内されます。和室ですが、イスとテーブルのスタイルです。おそらく、配膳などに一番効率が良く、膝が悪い人にも楽だからだと思いますが、小さな子どもがいる場合にはイスは多少不便かもしれません。
リーズナブルなプランで予約したこともあり、食事はまぁ、想定内。ただ、仲居さんがテキパキしすぎて、追い立てられて食事をしているような気分になってしまったのが残念。何かお願いすれば親切だし、決して態度が悪いというワケじゃないのですが、きっとあちこち担当しなければならないんでしょうね、とてもせわしないのです。みんな顔がちょっと引きつっててコワイ、というか。一生懸命なんだと思うんですが、ランチ時の食堂じゃないんだから、もうちょっと動作をゆっくりしてくれないかな、という感じ。ただ、箸置き&爪楊枝入れが折り紙で可愛く作ってあったので、食事が終わって退室の際に「これ作ったんですか?」と聞いたら、「ハイ、私も作ってるんです!みんなで作ってるんですよ」と笑顔で姪っ子に作り方を教えてくれたので、やっぱり配膳が大変なんでしょうね。
あと、もったいないなぁと思ったのは、蛍光灯なのかLEDなのか分かりませんが、照明が白い光だったこと。青い畳に黒いテーブルだけの殺風景な部屋に、白い光が煌々と照らされていては、リラックスというよりも緊張感が勝ってしまいます。そこへ険しい顔をした人が給仕するのですから、追い立てられるような気分になるのも無理はないかと。大広間に入るまではオレンジ色の光だったので、光のコントラストを余計に感じたのかもしれません。
食事の後、お土産コーナーを見つつ、ラウンジで記念写真を撮ったりして過ごしましたが、無垢の木のテーブルユニークなデザインのソファが置いてあって、くつろぐにはいい感じ。
朝食も夕食と同じ場所で。よくあるビュッフェスタイルではなく、和朝食です。小学生でも幼児でも大人と同じ内容なので、幼児はあまりテンションが上がらないかも。
築20年以上経っているということで、昔ながらの鍵にキーホルダーがぶら下がっている感じや、洗面室(3点ユニットでした)への段差がきつかったりするところに古さを感じましたが、清掃が行き届いており、あまり気になることもなく、スタッフも親切で、私たち家族にはちょうどいい宿でした。