オトナ旅in沖縄 私たちは女子なのか!?

 

一旦宿に戻り、夕食前に荷物整理や洗濯を済ませます。ここには洗濯機だけじゃなく、乾燥機も揃っているのが有り難い。濡れた水着はもちろんのこと、ここで洗えるものは洗っておけるので、帰ってからの洗濯が楽になります。みんなそれぞれ、今夜ヘベレケで帰ってきてもいいよう、しっかり次の日の支度をしてから出発。
この日の朝、二日酔いで大変な目に遭ったのに懲り、今夜は絶対に飲むまいと決めていた私がドライバーとなり、目的の居酒屋へ向かいました。

北山食堂暗い山道の中にある【北山食堂】は、昭和時代がコンセプトの居酒屋です。昭和といってもかなり前半の昭和、といった感じで、店内には懐メロといわれる昭和歌謡が流れ、老若男女に親しまれている様子。私たちは沖縄料理が食べられると聞いて、ココに決めました。

北山食堂 泡盛の蛇口このお店、各席に蛇口がついています。コレ、ただの飾りではなく、蛇口はちゃんと泡盛の樽に繋がっていて、ひねると泡盛が出てくるんだそうです。1時間500円で飲み放題だとか。へぇ~!

私たちの周囲の席は、台湾や韓国からの観光客の方が多く、最初日本人だと思っていたスタッフの男性も、話を聞くと台湾から日本語の勉強にやってきたという青年でした。日本が好きで、独学で日本語を学び来日、働きながら日本語の勉強中だそうで、このお店も中国や台湾からのお客さんが多いから、自分で中国語バージョンのメニューも作ったんだと話してくれました。どこに行っても外国人ばかりでしたが、こういうお店までそうなんだなぁ、とちょっとびっくり。

ちょうどこの日は〈女子会デー!〉ということで、女性だけのグループは料理が全品半額になるとのこと。壁に貼られたポスターでそのサービスに気付き、一瞬喜んだのもつかの間、すぐに「でも女子って何歳まで?」とみんなで心配。
普段自分たちを「私たち女子は~」を名乗るなど畏れ多いことはせず、ましてや他人に女子と呼ばせることもなく、間違っても「今日私たち女子会なんです」とは申告できない私たち。果たして「女子」と認定されるの!?  もし半額にしてくれたらラッキーだよね、でもまぁ認定されなくてもそんなに高くないしね、と、あまり期待はしないことにして、ゴーヤチャンプルーやフーチャンプルー、ミミガー、もずくの天ぷらなど、沖縄料理を食べては飲み、かれこれ3時間以上はいたでしょうか。

もし半額ならラッキー、そうでなくても仕方ない、とドキドキしながらお会計。それを知ってか知らずか、女性店員さんは「今日は女子会デーですので」と当たり前のように料理代金を半額にしてくれて、何と1人あたり2000円以下!その驚愕の安さと、女子だと認定された喜びに、おおはしゃぎで宿に戻ったのでした。

北山食堂 今帰仁村字今泊3570〉