アルコールパッチテストにより、お酒の分解能力はまずまずだと判明したので、次はいろんなお酒について、飲んだ時の味と身体の状態(酔いの感じ方)、翌朝の残り方を試してみることに。
いい歳をしてこんなことを言うのはどうかと思いますが、私、お酒の知識を全く持ち合わせておりません。食べるものも飲むものも、基本好き嫌いはないので、何でも飲めるとは思うのですが、特に何が好きという訳でもなく、味わって飲むということも知らず(料理を美味しく食べるために飲むことはあるけれど、酒の銘柄などを吟味して選ぶことがない)、酒の席においては勧められるがまま、喉が渇くがまま、もっぱらビールやハイボールを注文。家飲みの場合は、発泡酒か1瓶500円前後のワインをたまに飲む程度。もちろん、酒の薀蓄を語られてもチンプンカンプン。
そんな有様ですから、実験と言っても、まずはお酒の味と感覚の違いを把握するという、ごく初歩的な事から。アルコール度数などの違いには着目せず、味と感覚を確かめます。
まずは、焼酎を知らなくてもこの名前は知っている、【いいちこ】。
大分県の酒造メーカー、三和酒類株式会社の造る麦焼酎。CMが印象的。【いいちこ】にはいくつかバリエーションがあるようで、手始めにアルコール度数20%のものを購入。
昔から父が梅干しやキュウリを入れて晩酌するのを見ていたこともあって、私にとって焼酎は「オヤジの飲む酒」という位置づけ。今まで喰わず嫌い(飲まず嫌いですね)というか、手を出したことはなく、あると言えばチューハイくらい。でもそれはレモンやグレープフルーツの味であって、焼酎の味を楽しむわけじゃないですもんね。
試したいけど飲みきれなかったらもったいないなー、と思ったら、こんな小さなカップでも売ってるんですね。
まずはシンプルにロックで。量は100mlくらい。
ん?何だかエタノールを飲んでるみたい?で味とか風味はよくわかりません。よく原料となる素材の香りがするって言うけど、麦の風味、する?味、する?
もちろんエタノールそのものを飲んだことはないんだけど、なんとなく人工的で、医療用とかそんな感じ。そもそも麦の風味って言われても、肝心の麦の風味がイマイチわからないってこともあるけど。
んー、飲みづらい訳ではないけど、最後まで薬品のような印象は変わらず。
味とは関係ないけれど、飲むピッチが早すぎたのか、飲み終わってしばらくすると、強い眠気に襲われました。アルコール度数に合わせた飲み方をしなきゃいかんな、と反省。
次の日はお湯割りに。少々風邪気味のため、量は少なめの50ml。お湯割りの人気の割合は6:4らしいけれど、手始めに5:5で。お湯の中に焼酎を注ぐ要領で割りました。
温かいせいか、昨日の薬品クサさは消え、まろやかな感じ。お湯でアルコール濃度が薄まったこともあってか、昨日のロックよりも格段に飲みやすく、美味しい。これなら食事と一緒に飲めそう。
ロックとお湯割りなら、お湯割りの方が好きかな。今度は芋焼酎にいってみよう。