林先生が言う通り、小中学校の友人は・・・

 日曜夜10時のテレビ番組、『林先生が驚く初耳学!』の中で、林 修 先生が「小中学校の友人なんてクソみたいなもの」とおっしゃっていました。

発言の真意は、イジメや友人とのトラブルに悩む子どもたちに向けて、「今が全てじゃないからね」ということを知ってもらうことで、「クソ」なんてショッキングな言葉づかいもわざとなんでしょうね。

先生のおっしゃる通り、私も小中学校の友人とはたまに会うし、会えば楽しいけれども、今現在において重要なポジションにいるかと言われれば、そうじゃないかも。

実は最近、それを実感する出来事があって。

40歳を迎えた年の末に、中学校の同窓会がありました。出席したのは全体の4分の1ほどの人数だったでしょうか。卒業から25年経ち、お互いが変わり果てていたり、そのままだったりすることに笑い、楽しい同窓会でした。

同窓会の盛り上がりを機に、「これからは毎年末に集まろう!」と、翌年から忘年会が企画されることに。

ただ、年1回のサイクルになると、ちょっと話が変わってきて。初回同窓会から年々出席者が減って行き、5回目となる今年の忘年会は、ほとんどの人が欠席予定で、全く参加者が集まっていない様子。幹事の子が気の毒なことになっています(自分も欠席にしといて言うのも何ですが)。

年を取ってからの1年って特に早いから、正直1年ぽっちでは「久しぶりにみんなに会いたいな」なんて思わないし、共通の話題といっても中学時代の思い出話だけだから、毎年同じ話を繰り返すだけ。各々のリア充自慢もわざわざ出掛けて行ってまで聞きたいものでもないし(そうそう、今回の出欠確認で、わざわざ「〇日~〇日まで海外出張のため参加できません」ってご丁寧に書いてたヤツがいた。わざわざ「海外出張」っている?)。やるなら毎年じゃなくて、お互いの風貌の変化だけで盛り上がれるくらいの周期(10年単位とか)でやった方がいいんじゃないのかなぁ。もうさ、43歳が44歳になったところで、そんなに変化なんかないんだってば。

そう考えると、中学生の頃は学校が自分の世界の全てで、みんなの話題についていけるように一生懸命テレビ番組をチェックしたり、ケンカしたら人生終わりだくらいお先真っ暗になったりしてたわ。ホント、当時の自分に言ってあげたい。人生終わりじゃないからねって。44歳現在、あんまり華々しい人生ではないけど、とりあえず中学時代のトラブルは後の人生に全く関係ないからねって。

私は小中学校の友人は、「クソ」までとは言わないけど、「10年に1度会えばいいくらいのもの」だと思います。