お盆休み中、実家に帰る以外は、ほぼ引きこもりの生活でした。
ただ、引きこもりとは言っても、今年は割合アクティブな引きこもりで、ネガティブな感情に陥ることもなく、割といい過ごし方ができたように思います。
アクティブな引こもりとは、部屋を片付けながら、撮り溜めていた番組を片っ端から見て消去し、部屋も録画容量もスッキリさせる!という、我流の断捨離活動です。
録画するものの視聴が進まず、いまだ奄美に島流し状態のまま停滞している『西郷どん』と、真夏に観るのは少々暑苦しい『相棒16』(秋冬ドラマなのでみんな厚着)を消化し、すっかり脳内がオッサン状態に。その脳みそで次に観たのは、アニメ映画『君の名は』。本日はこの映画を観ての感想を少し。
この映画、公開時に大変な話題になっていたので、テレビ放送を「社会勉強として観ておくのもいいかもね」と録っておいたもの。ちなみに、この映画を劇場で観た同い年の友人は「すっごい良かったよ~!」と絶賛しており、それもあって観てみようと思った次第。
さて、視聴した感想は?と言えば、「ふーん、イマドキはこういうのが面白いのかー」というのが第一声。私はお話の設定についていけず、感情を震わせる手前で迷子になってしまった感じでした。
この映画を観るにあたっては、一応断捨離の手を止め、極力他事をしないで向き合ったつもりでしたが、映画館でお金を払ってる訳じゃないから、注意散漫だったのかもしれません。物語中の男女入れ替わりの際の法則というか、時系列?が全く把握できていませんでした。
昔からよくある男女入れ替わり系では”あるある”の、胸やら何やらを見つけて触ってドギマギするのを「何を今さら」と思っているうちに、彗星だ隕石落下だのとストーリーが急展開。元々私は、災害で生死を分ける危機を背景に恋愛を描く作品はあまり好きではないこともあって、何なのそれちょっと待ってーって感じ。
よく観れば映像のそこかしこにヒントがちりばめられていたのかもしれなく、その謎解き要素が受けたのかもしれません。だから何度観ても面白い、ということなのかしら。それにしても、若者のみなさんはこの物語の設定、1回観ただけで理解できるんでしょうか?
あとね、高校生の恋愛とか、もう主人公目線で楽しめない。「若い人はいいわねー」ってオバサン目線になっちゃう。中学生の頃は勉強もしないでライトノベルの文字だけで号泣しまくってたんだけどなー。またあの頃のように、主人公目線でドキドキしたい。
何はともあれ、この映画は、私の「集中力」と「理解力」、「恋愛力」が著しく低下していることを思い知らせてくれました。もう一度見返して確かめる気力もなくデータを消してしまったので、またいつかテレビ放送があったら、今度はしっかりと設定を理解し、ドキドキできるように頑張りたいと思います。