月曜日から木曜日の午後10時50分からの25分間は、英語のおべんきょう。勉強と言っても、NHKのテレビやラジオを観たり聴いたりするだけですが、三日坊主の私にしては珍しく、かれこれ何年も続いている習慣。
Eテレで午後10時50分からの英語番組で10月から始まったのは、「しごとの基礎英語」。北京オリンピック競泳銅メダリストの宮下純一クンが観光地スタッフやお店の店員に扮し、外国人観光客からの質問に、台本なしの自力の英語で答える、というミッションを通じて、シーンにふさわしい英語での対応を学ぶ、というミニ番組。先生役は、大西泰斗先生です。
昔、海外旅行をした時に自分の英語力のなさを痛感して以来始めて、本当に聴いているだけなのですが、リスニングはずいぶんマシになった気がします。が、絶望的なのが会話力。相手が何を言っているのか、自分が何を答えなければいけないのか、頭で内容は分かっているのに、それを英語で答えることができず、答えを聞いて「あ~そうそうそれそれ」の繰り返し。
つい先日も道を聞かれて(日本人だと思ったら日本語を話せない人だった、たぶん台湾の人)、しどろもどろで大汗をかき、英語というよりはほとんど指さしと単語でどうにか道案内をしたんですが、多分その人、私の説明では分からなかっただろうと思います。もうね、とっさになると頭真っ白になって、全くダメダメになってしまう。
だから、宮下クンが返答に苦しんでいるのがとても他人事とは思えず、宮下クンが苦戦するところを、共感しながら観ています。これまでの「しごとの基礎英語」シリーズでは、商社のサラリーマン役の篠山輝信クンが、ビジネスの取引に関する会話に挑戦するものだったので、私にはあまり縁のないシーンだったのと、シーズンを重ねるごとにアッキーの英会話レベルが上達し、会話レベルが高くなりすぎて、私にはついていけませんでした。
今回から宮下クンになり、私にとっては現実味のあるシチュエーションになり、会話のレベルもリセットされて初歩的な内容となり、有難い限りなのです。でも今までの「しごとの基礎英語」のビジネス英会話を期待した人にとっては、物足りない内容かもしれません。
現実的に考えて、テレビやラジオで英語がペラペラになることも難しいだろうし、今後気軽に海外旅行に行く機会もないとは思うけど、せめて近所で道を聞かれた時くらいの会話は出てくるようにしたいと思っているのですが。でも多分これって、直接人と会話をしなきゃダメなような気がする。焦ったり汗をかいて経験しないとダメなんだろうなぁ~、と思いつつ、対人恐怖症気味な私は、そのハードルが高くて高くて。英語の前にまず人との会話が苦手って、もうホント絶望的。