空腹を満たした後は、工房めぐり。
まずは【読谷やちむんの里】へ向かいます。やちむんとは、沖縄の焼き物のこと。ここにはいくつもの工房が集まっていて、一度にやちむんを見て回ることができます。この頃から天気が崩れ、時折小雨に降られながら工房巡り。
以前は白い器ばかり揃えていたのが、近頃土の器が気になり始めた私。中でもやちむんの力強さや大らかさが気に入っていて、今回の旅でもやちむんを買って帰りたいと思っていました。ところがここは、買える場所がたくさんあり過ぎて、気になる器があっても、次のお店も見てみたいと思うし、見ているうちに、さっき気に入ったのはどこの工房のいくらの器だったのか、記憶があやふやに。結局なかなか決断できず、買いあぐねていました。
が、そんな時に入ったギャラリーで…
「団体客お断り」との看板が出ていたので、あまりウェルカムな感じじゃないのかな、と恐る恐る入ったのは、【ギャラリー山田】。通りからかなり入ったところにあって、本当に入っていっていいものかどうかドキドキしつつ踏み込んだのですが、まず見えてきた庭の美しさに一目惚れ。
手を入れすぎず、それでも全く荒れていない、そのバランスが素晴らしい緑の中に、大きな焼き物のオブジェが置かれていて。建物も趣味が良くて、どこを切り取っても絵になるお庭でした。
決して広くはないギャラリーは、その独特の雰囲気がとてつもなく上品で御洒落で、まずこの空間に入れただけで満足。
私でも手が出る価格帯のものから、高額なものまで並んでいる中、取り皿を2枚、浅めの鉢を1枚購入。実は器の柄云々が気に入ったというよりは(もちろん気に入ったんだけど)、買うならどうしてもココで買いたい!という気持ちの方が強かったのかも。今まで柄や形でさんざん迷っていたくせに、「そこで決める??」みたいな感じで買ってしまいました。
〈ギャラリー山田 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1〉
やちむんを満喫した後は、ガラスの工房【日月 hizuki】へ。
おおやぶみよさんという、女性のガラス作家の方がつくるガラスの世界。疎い私は知らなかったのですが、全国的に有名な方のようです。
吹きガラスならではのやわらかな曲線が、自由で独特な表情を作り出していて、ずっと見ていても飽きません。小さな一輪挿しが欲しかったのですが、あいにく私の欲しいサイズのものがなく…。また探せば同じような雰囲気で欲しいサイズが売ってるかもしれないし、と思って買わなかったのですが、結局他で出会うことはありませんでした。残念!
途中、道の駅で身内への土産を買い込み(食べ物ばかり)ながら、宿に戻ります。
今夜の夕食は、居酒屋へGO!