「オンナも40過ぎるといろいろ出てくるよ」とはよく言われますが、ホントそう。最近、体調が悪いと喉が詰まる感じがするようになりました。
この症状に気付いたのは、半年くらい前からでしょうか。私は生理前後によく体調を崩してしまうのですが、体調が優れない時に、時々喉が詰まる感じがするのです。
吐き気とも、扁桃腺が腫れるのとも違う、独特な感じ。息苦しいとまではいかないけれど、何となくピンポン球を飲みこんじゃったみたいな感じ。この症状はずっと続く訳ではなく、気になりだすと2、3時間は気になるけれど、いつも知らないうちに治まっている感じ。と言うよりも、何もせずボーッとしてると気になるけれど、何かに集中することがあったりすると気にならなくなる、みたいなことが多いかも。
病院嫌いなので、その症状自体よりも、これでまた病院に行かなくてはならなくなるのかと思うとそっちの方が嫌で、しばらくは気付かないフリをしていました。が、先日も体調を崩した時にその症状が出てしまい、恐々ネットで調べてみることに。
この症状、おそらく「ヒステリー球」というものらしい。ストレスを強く受けている人が不安や緊張、疲れを強く感じると発症することが多い、と。自律神経が乱れ、交感神経が優位な状態が続くことで、筋肉が収縮し、圧迫感や不快感を感じる、と。40代50代の更年期世代の女性に多く見られる、と。そうですか、やっぱり更年期ですか。
ストレスを自覚するほどハードな生活をしている訳でもなく、むしろ毎日ノホホンとお気楽に暮らしているのにな、と思いつつ、自分も十分更年期世代に当てはまるし、そういえば思い当たるストレスがひとつ。
それは、生理中に感じる、「閉店ガラガラ!」の焦り。
生理中ってただでさえ痛みがストレスなのに、最近は生理周期に微妙な変化が起きてきたりして、「オンナ」としての役割がもうすぐ終了ですよ、とお知らせされているような気分に陥るのです。生理のたびに「あぁ、私は子どもを産まないままでもうすぐオンナが終わってしまうんだな」と、切なくなるのです。もはやどうしようもない事実を認識させられるのがストレスになっているのかもしれません。今さら子どもが欲しいとは思っていないのですが、やはり私の頭の片隅にも、「オンナは子どもを産んで一人前!」みたいな刷り込みが残ってるんでしょうね。
ただこのストレス、取り除くことは不可能。今から婚活妊活したってもう手遅れだし、そんなことしたら、それこそストレスになる。まぁ、だいたいのストレスは取り除くことができないからストレスなのであって、仕事でストレスを感じるからといって仕事を辞めるわけにはいかないし、上司が嫌だからといって辞めさせるわけにもいかないのと同じですが。この現状のままでどうにかしなくてはいけません。
このヒステリー球、筋肉の収縮が原因なら、もう直接筋肉ほぐしちゃえばいいんじゃない?ということで、とりあえず私にできる対策は、首回りのツボをほぐすこと。
ヒステリー球に効くツボはいくつかあるみたいだけど、いつでもどこでも簡単に押せるツボは、「合谷」と「天突」。
「合谷:ごうこく」は、手の甲側の親指と人差し指の交差する場所から、少し人差し指側にあるツボ。何となく押しながら探していくと、痛いポイントが見つかります。
「天突:てんとつ」は、左右の鎖骨の間のくぼみにあるツボ。ここは喉の不調に効くツボで、咳やタンを抑えたりする効果もあるそう。
次にヒステリー球の症状が出たら、精神的なストレスを取り除く代わりに、ツボ押しで不調を乗り切ろうと思っていますが、待つとなかなか症状は現れないようで、まだ試せてはいない状態。「ちょっとくらい症状が出てくれればいいのに」と、本末転倒なことさえ考える始末。でもこんな調子で、ツボやらお灸やら、やることがどんどんババクサくなっていっています。